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授業の準備
その時間の確保が大変ではありませんか。

多忙を極める先生方のお役に立てたら、と思いこのブログを起ち上げました。
きっかけは、大量にある授業ノートです。

そこには、自らが実践をとおして得たノウハウがあります。
処分する前に、もう一働きしてもらうことにしました。

時間がない

授業をすること教員の本分です。

それなのに、
授業準備に要する時間は、全く保障されていません。
子ども達の学力向上にとって最も大切な事なのに、です。

会議が終われば、もう5時近く。
それから授業の準備に取り掛かれるかと言えば、さにあらず。

プリントの〇付けやら提出物の点検やら。
教室の片づけ、校務分掌上のあれこれがあります。

肝心の授業の準備はいつするのか?
勤務時間外でするしかありません。

そんな多忙な状況下にある先生方の助けになれば、との思いから
授業に関する情報を発信したいと思いました。

準備が大切

多くの場合、授業の準備は帰宅後でしょう。
帰宅すれば、まず「生活」があります。

いろいろ済ませて、もうくたくた。
休みたいのですが、明日があるからそうはいきません。

授業準備を安易に済ませると、大変なことになります。
まず、自分自身が苦しくなります。
教わる子ども達にとっても、よくありません。

そんなことが続けば信頼を損ない、それは自分に返ってきます。

高学年の担当になるとより深い教材研究が必要です。
なにしろ、
教科書を超える知識をもった子どもがいます。

教わる前から、もう知ってますという状態。
そんな彼等を引き付ける工夫も必要です。

特に、歴史(史実)や科学的な原理・知識など
学び直しておかないと対応がおぼつかなくなります。(演技もできますが。)

いつも追われている

土日は、授業の準備にじっくりと取り組めます。
せっかくの休養日ですが、教員は休めません。

いつも、追われている感じです。
そういう職業なのだ、と言ってしまえばそれまでです。

ふと思います。
授業づくりに参考になるような情報が手軽に得られるのであれば、助かります。

自分がその提供をしてみようと思ったのです。
お役に立つかどうかは分かりませんが。

明日の授業 どうしよう・・  

楽しく授業をしたい。
子ども達に力がつくように授業をしたい。

「授業」が教員の本分と思うのであるならば、常に頭にある課題だと思います。
だからこそ、気になります。
他の先生たちは、どのように授業をしているのだろうか、と。
そのノウハウを同僚に聞く先生はめったにいません。

手っ取り早いのは、本です。
が、本を読んで教材研究する気力は、失せてます。
何しろ明日も4,5教科あるのです。丁寧にしてたら深夜に及んでしまいます。

明日の授業どうしよう・・・そうだ! ネットにあるかも。

便利な世の中になりました。
検索すると目的の内容がヒットします。様々な情報を得ることができます。

ですが、そのままでは使えません。

最後は自分の学級の実態に合わせて流れを考えなくてはいけません。

拙い取組みですが

これまでに行った授業を「シナリオ」として書いていきます。

一教員が行った授業の話です。
自分のクラスに使えるとは思えない、授業の本来あるべき姿からもはずれている、
そうした感想を持たれる方もいると思われます。

言うまでもなく、
授業は、受け持つ子ども達を想定して計画・準備されるものです。

一人一人の教師が力を注ぎ、準備するものです。
しかしながら、その時間がない程多忙な状況です。

このサイト記事からは学指が目指している方向とは異なる授業風景が浮かぶと思います。
「育てたい能力」という観点からは、相当の距離がある授業でしょう。

それでも情報発信をしていこうと思います。
拙い実践でも、踏み台の役割くらいにはなるだろうと思います。

私の授業観

子ども達と楽しい時間を過ごしたい。

そう思って授業を準備していました。これは私自身のためです。
授業者が楽しい時間を創ろうとするならば、子ども達も楽しいはずです。

私の考える「楽しい」とはどういうことか。

  1.子ども達が新しいことと出会うこと
  2.ドキドキ(緊張する場面)があること
  3.時に「笑い」があること
  4.体験(実験・観察)があること、です。

今日の授業は楽しかったな。
先生の授業は面白いなぁ。

そう思ってもらえたらうれしいです。
次もがんばろー、ってなります。
そんな授業をつくっていきたいと思い、取り組んできました。

もう少し具体的に授業イメージを書いてみます。

授業は「ライブのショー」

私の授業のイメージは、スタジオライブショーです。
40年以上授業をしてきて、そんなイメージを持つに至りました。

チャイムを合図(BGM)にしてショーが始まります。
先生は進行役でMC。
大勢集まっているのはショーを見に来た子ども達です。

MCである先生は台本(指導案)に則って、45分間を進めていきます。
面白い話題(学習課題)を提示し、
お客さん(子ども達)に答えさせたり、考えを聞いたりしていきます。
 
お客さん達がするその話に感心したり、逆に突っ込みを入れたり、
冗談を言って笑わせたり、明るく、表情豊かに関わっていきます。

トークばかりではありません。
「じゃ、確かめてみましょうか」などといって、実験や観察になります。

用具類などその準備は、ばっちり。
もたもたすることもないし、お客さんを待たせることもない。
説明を受けたらすぐに取り掛かれます。

イキイキと取り組むお客さん達(子ども達)。
満足して会場(学校)を後にすることでしょう。


2年間、6年生4クラスの理科授業を担当しました。
そのときの理科授業の様子を紹介していきます。

先生方の授業づくりのお役に立てれば、幸いです。

子ども達から

教職最後の2年間は6年生の理科授業の担当でした。
子ども達がこんな言葉を贈ってくれました。

・先生はいつも楽しい授業をしてくれた。
 次は、いつ理科の授業があるか待ち遠しかった。

・理科がすごく好きな教科になった。

・話だけでなく、絵や資料、実物を見せて分かりやすくしてくれていた。

・面白いだけじゃなく、理科の力が身につくというのが先生のすごいところです。

・ぜひ、来年の6年生にも授業をしてあげてください。

お世話になった先生に贈る言葉です。
マイナスなことは書かないものですから、割り引いて受け止めなくてはなりません。
が、うれしい限りです。

授業を終えて、その教室を後にするとき、
今日の授業は面白かったな・・・
そんなつぶやきが聞けたら「また、がんばろー」って元気になれます。