初任者研修の指導資料として作成したものを今回リメイクし、発信することにしました。
現場の先生方の、授業づくり等の参考になりましたら、幸いです。
お母さんとけんか
3の1で授業をしていたとき、M橋という男の子が突然、言い放った。
点の打ち方で、お母さんとけんかしたよ。
授業に関することだ。
穏やかでない。どういうことか?
「大きな数のしくみ」の授業で数字に点を打たせていた。
そのことのようだ。
![算数授業](https://ri-sen.com/wp-content/uploads/2023/09/kakushitsu_haha_musuko.png)
十万を「10,0000」として表記させ、点のところで「10万」と読ませたのだ。
4けたで点を打つのである。
その際、新聞や店頭などでは「1,000」などと3桁ごとにカンマを打っていることにふれた。
授業では、読みやすいからそうするよ、と断っていたのだ。
4桁ごとに新しい単位とする日本では、その方が読みやすい。
M橋君は、学校が正しいと言い張り、親とけんかになったというわけだ。
これは面白い。
すぐさま、子ども達に聞いてみた。
![](https://ri-sen.com/wp-content/uploads/2023/08/couple_egao_bnessman-2-150x150.jpg)
おうちの人が、先生が間違っていると言いました。どうしますか?
子ども達全員に聞いていったが、4つで点を打つ良さを説明できなかった。
私の指導が至らなかったようだ。 ( 平成18年度の週案より)
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