担任が出張だったり、年休だったりでいない場合、代わりの者がその学級に入ります。
補填計画を見たら、
「図書室で読書をする」というのがありました。
子ども達を図書室に連れて行き、本を読ませるだけのことですが、
ノウハウがありますので、ご紹介しましょう。(より優れた実践があるのかもしれません。)
この情報が現場のお役に立つようであれば、幸いに思います。
1.教室移動の前
図書室に向かう前に、問います。
これから「読書の時間」になりますが、
図書室での過ごし方でこのクラスの、何かきまりはありますか?
子ども達は、きょとんとしています。
どうやら、好き勝手に本を選んだら、好きな席に座って本を読むようです。
飽きたらまた席を立って選びに行く、そんな光景が浮かんでも来ます。
好きな者どうしでかたまり、おしゃべりもOKになっているかもしれません。
図書室はざわざわとした空間となり、
ときには注意をしなければならない、そんな時間になりそうです。
落着いて本と向かい合いたい子どもにとっては、居心地がよくないでしょう。
何らかの指導が必要です。
2.「今日の過ごし方」を伝える
今日は、このように図書室で過ごしてください。
箇条書きしたものを読むように、「過ごし方」を伝えていきます。
念のため、確認をとります。
このやり方に「反対の人」はいますか?
誰も手を挙げません。
もし、いたとしたら・・・
「残念ですが、職員室に行って先生が選んだ本を読んでいてください。」と言って対応します。
3.図書室の前で再確認する
教室から図書室まで静かに移動ができました。
入室する前に「全体止まれ!」をかけて、にこにこして褒めます。
そして、5分前に話したことを再確認します。
上手に教室移動ができました。このクラスはすばらしい。
ちゃんときまりが守れますね。
これから、図書室に入りますが、他の所に行ってはいけません。
体育館へ行ったり、給食室へ見に行ったり、
学校から出てスーバーに買い物に行ったりしてもいけません(笑)
入ったら、まず座りましょう。好きな席でOKです。
合図があったら、本を5冊まで選びます。
一度座ったら、本の交換などで立つことはできません。
何か困ったことがあったら手を挙げてヘルプしてください。
では、入りましょう、どうぞ。
関連記事:教務の仕事についての情報提供