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図書室での読書  その「お約束」 

担任が出張だったり、年休だったりでいない場合、代わりの者がその学級に入ります。

補填計画というのが立てられていて、子ども達は何をして過ごすか決められてます。
その中に「図書室で読書をする」というのがあります。

子ども達を図書室に連れて行き、本を読ませるだけのことですが、
ノウハウがありますので、ご紹介しましょう。(より優れた実践があるのかもしれません。)

この情報が現場のお役に立つようであれば、幸いに思います。

1.教室移動の前

  図書室に向かう前に、問います。

Ri-せん

これから「読書の時間」になりますが、
図書室での過ごし方でこのクラスの、何かきまりはありますか?          

子ども達は、きょとんとしています。

どうやら、好き勝手に本を選んだら、好きな席に座って本を読むようです。
飽きたらまた席を立って選びに行く、そんな光景が浮かんでも来ます。
好きな者どうしでかたまり、おしゃべりもOKになっているかもしれません。

図書室はざわざわとした空間となり、
ときには注意をしなければならない、そんな時間になりそうです。

落着いて本と向かい合いたい子どもにとっては、居心地がよくないでしょう。
何らかの指導が必要です。

2.「今日の過ごし方」を伝える

Ri-せん

今日は、このように図書室で過ごしてください。                        

箇条書きしたものを読むように、「過ごし方」を伝えていきます。

1.教室の後ろに、背の順で並びます。
2.移動中は、「おしゃべりなし」です。
  廊下がうるさいと、授業をしているクラスの迷惑になります。

3.図書室に入ったらまず座ってください。好きな席で構いません。
4.おしゃべりはできません。
  おしゃべりをしていたら、席を移ってもらいます。

5.読みたい本を選びます。途中で取り替えることはできません。
  手元に置いておけるのは5冊までとします。

6.「終わり」の合図があるまで、席を立てません。
7.今、本を借りて返したい人は、持って行きましょう。  

念のため、確認をとります。

Ri-せん

このやり方に「反対の人」はいますか?                       

誰も手を挙げません。

もし、いたとしたら・・・
「残念ですが、職員室に行って先生が選んだ本を読んでいてください。」と言って対応します。

3.図書室の前で再確認する

教室から図書室まで静かに移動ができました。

入室する前に「全体止まれ!」をかけて、にこにこして褒めます。
そして、5分前に話したことを再確認します。

Ri-せん

上手に教室移動ができました。このクラスはすばらしい。
ちゃんときまりが守れますね。

これから、図書室に入りますが、他の所に行ってはいけません。
体育館へ行ったり、給食室へ見に行ったり、
学校から出てスーバーに買い物に行ったりしてもいけません(笑)      

入ったら、まず座りましょう。好きな席でOKです。

合図があったら、本を5冊まで選びます。
一度座ったら、本の交換などで立つことはできません。

何か困ったことがあったら手を挙げてヘルプしてください。
では、入りましょう、どうぞ。

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